瀬戸内海に面した温暖な気候と、都市機能が調和する広島市。
この地で暮らすことを選んだ皆様にとって、自分だけの空間を創り上げることは、かけがえのない人生の一歩となるでしょう。
注文住宅は、既製品の間取りや外観にとらわれず、一から設計・建築される住宅です。
家族構成、ライフスタイル、そして広島市特有の環境に合わせた理想の空間を実現できます。
本コラムでは、広島市で注文住宅を建てる魅力や注意点、地域特性を活かした家づくりのポイントを詳しく解説します。
もくじ
広島市エリアに土地価格の相場や坪単価について
広島市の土地相場(坪単価)は、近年、全体的に上昇傾向にありますが、地域や用途によって大きな差があります。
以下に、広島市の土地相場の最近の傾向について詳しく説明します。
中心部の高騰
広島市の中心部、特に中区や東区の一部エリアでは、土地の需要が高く、坪単価が著しく上昇しています。
商業地や住宅地ともに価格の上昇が顕著で、一部の人気エリアでは坪100万円を超える物件も珍しくありません。
中区の紙屋町や八丁堀周辺の商業地では、再開発プロジェクトの影響もあり、さらなる地価上昇が見込まれています。
住宅地の動向
住宅地については、中区や東区の人気エリアでは坪50万円から80万円程度の物件が多く見られます。
特に、利便性の高い地域や文教地区では高額な取引が増加しています。
一方、南区や安佐南区など、市の中心部から少し離れた地域では、坪20万円から40万円程度の物件が中心となっています。
これらの地域では、比較的広い土地を確保しやすく、庭付き一戸建てを求める家族層に人気があります。
郊外の動向
安佐北区や佐伯区などの郊外エリアでは、坪10万円から30万円程度の物件が多く見られます。
自然環境に恵まれた地域も多く、ゆとりある暮らしを求める方々に支持されています。
ただし、これらの地域でも、駅周辺や主要道路沿いなど、利便性の高いエリアでは徐々に地価が上昇しつつあります。
新興住宅地の影響
広島市では、新たな住宅地開発も進んでおり、これらの地域では周辺相場よりもやや高めの価格設定がされていることがあります。
しかし、充実した施設や計画的な街づくりが評価され、一定の需要を集めています。
工業地域の変化
広島市の臨海部など、従来は工業地域として利用されていた場所の一部で、用途変更や再開発が進んでいます。
これにより、新たな住宅地や商業地が生まれ、土地の価値が上昇している地域もあります。
今後の展望について
広島市では、都市機能の強化や交通インフラの整備が継続的に行われており、これらの要因が土地価格にも影響を与えると予想されます。
特に、新駅の設置や路面電車の延伸計画などは、周辺地域の土地価値を大きく変える可能性があります。
また、コロナ禍の影響で、郊外の広い土地へのニーズが高まっている傾向も見られ、今後の動向が注目されています。
結論として、広島市の土地相場は全体的に上昇傾向にありますが、地域によって大きな差があります。
購入を検討する際は、単に価格だけでなく、将来の発展性や生活のしやすさなども含めて総合的に判断することが重要です。
また、不動産市場の動向は常に変化しているため、最新の情報を収集し、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
住宅を購入する際によく耳にする坪単価とは
坪単価とは、土地や建物の価格を面積当たりで表す単位です。1坪は約3.3平方メートルに相当し、日本の不動産取引でよく使用されます。
坪単価の計算方法は、物件の総額を総面積(坪数)で割ることで求められます。
例えば、2,000万円の土地が60坪の場合、坪単価は約33.3万円となります。
この指標は、異なる大きさの物件を比較する際に便利で、地域の相場を把握するのにも役立ちます。
ただし、同じ地域でも立地条件や形状により坪単価は大きく異なる場合があるため、総合的な判断が必要です。
不動産購入の際は、坪単価だけでなく、総額や周辺環境なども考慮することが重要です。
坪単価は選ぶ基準にもなるが、坪単価だけで価値決定はできない。
坪単価は面積当たりの価格を示す指標であり、建材の品質や設備仕様、デザイン、工事難易度、間取りの効率性、地域差、アフターサービス、環境性能、拡張性などの要素は反映されません。
例えば、断熱材や耐久性の高い外装材、最新の設備を使用すればコストは上がるが、これらは省エネや維持費の削減に寄与する可能性があります。
住宅選びでは坪単価だけでなく、これら多面的な要素を総合的に判断することが重要です。
現在の注文住宅の平均費用及び土地相場を知る
最近の注文住宅の価格動向は、建設費用の高騰が影響しており、特に材料費や人件費の上昇が価格を押し上げています。
ウッドショックや鉄鋼価格の上昇が建材費に反映され、これが住宅価格の上昇要因となっています。
また、円安や物流コストの増加も影響しています。
一方で、地域差や立地条件によって価格の変動が見られるため、注文住宅の価格は地域によって大きく異なる傾向があります。
注文住宅を購入する際のさまざまな諸費用について
注文住宅を購入する際には、建物そのものの費用に加えて、さまざまな諸費用が発生します。
これらの費用を理解し、適切に計画を立てることが重要です。
以下は、注文住宅購入時にかかる主な諸費用の項目とその説明です。
1. 土地購入費用
土地代金: 建物を建てるための土地の購入費用です。土地の価格は立地、面積、周辺環境によって大きく異なります。通常、住宅ローンと一緒に組み入れられることが多いです。
仲介手数料: 土地を不動産会社を通じて購入する場合に支払う手数料です。一般的に土地価格の3%に6万円と消費税を加えた額が目安となります。
登録免許税: 土地を購入した際に、所有権を自分に移すために必要な登記を行う際に発生する税金です。固定資産税評価額に基づいて算出されます。
設計・建築関連費用
3. 住宅ローン関連費用
4. 税金関連費用
5. 引渡し関連費用
6. 手付金
注文住宅を購入する際に支払う手付金は、契約の成立を確認するための保証金のような役割を持ちます。
通常、物件価格の5%から10%程度が相場で、この金額を支払うことで売買契約が成立します。
手付金は、買主が契約を解除したい場合に放棄するか、売主が解除する場合に倍返しされることが一般的です。
契約が無事に履行されると、手付金は購入代金の一部として扱われます。
7. その他の諸費用
もし住宅ローンの審査に困ったら…
PLUSBONの住宅ローンコンサルティングサービスは、ローン審査に通らない場合でも専門的なサポートを提供し、低金利のローンを実現します。
経験豊富なスタッフが個別に対応し、最適な金融機関との交渉や、無理のない返済計画の提案を行います。
また、ローン審査や土地探しから、住宅の設計・施工まで、トータルサポートを提供します。
サービスは完全成功報酬制で、成功しなければ費用は発生しません。